英国王室御用達ブランドとして知られるオートグリムのレザーケアバーム。その購入を検討しているものの、実際の評判や具体的な口コミが気になっている方も多いのではないでしょうか。
愛車の本革シートへの効果はもちろん、合皮素材やステアリング、さらにはダッシュボードへの使い方に至るまで、知りたいことは多岐にわたるはずです。
また、どのような成分が含まれているのか、お得なレザーケアセットは存在するのかなど、気になる点は尽きません。この記事では、そうしたあなたの全ての疑問に答えるべく、あらゆる情報を網羅的に解説していきます。
- オートグリム レザーケアバームのリアルな評判や口コミ
- 本革から合皮、ダッシュボードまで正しい使い方
- 期待できる効果と注意すべきデメリット
- レザーケアセットの有無と効果的なメンテナンス方法
オートグリム レザーケアバームの評判と効果を徹底解説

- SNSや通販サイトでの口コミまとめ
- 良い点・悪い点を含む公平な評判
- 保湿から防汚まで期待できる効果
- 本革シートの質感を保つ秘訣
- レザーケアセットで相乗効果を狙う
SNSや通販サイトでの口コミまとめ

オートグリム レザーケアバームは、大手通販サイトやカーケア専門のコミュニティサイトで、非常に多くの口コミが寄せられています。結論から言うと、全体的に満足度が非常に高い製品である一方、いくつかの注意すべき点も指摘されています。
例えば、工具通販サイトのモノタロウや自動車SNSのみんカラでは、平均評価が5段階中4.7前後と高い水準を維持しています。具体的な良い口コミとしては、「べたつかず、滑りにくい自然な仕上がりになる」「経年劣化したシートがしっとりと蘇った」「新しい革の香りが心地よい」といった声が目立ちます。
一方で、少数ながら気になる意見も見られます。特に「クリームの粘性が高く、少し伸ばしにくい」という声や、旧製品に対して「施工後の匂いが少し気になった」という口コミがありました。
ただ、匂いに関しては現行品で改善されたという報告もあり、大きな問題点とは言えないでしょう。このように、多くのユーザーがその品質に満足していることが分かります。
評価サイト | ポジティブな意見 | ネガティブな意見 |
---|---|---|
モノタロウ | しっとりした仕上がり、よく伸びる、艶が復活する | 特筆すべき悪い評価は少ない |
みんカラ | 滑りにくい、マットな質感に戻る、施工が楽しい | 粘性が高く伸ばしにくい、シートの縫い目に残りやすい |
Amazon | 匂いが良い、合皮にも使える、革が柔らかくなる | 価格がやや高い |
良い点・悪い点を含む公平な評判

どのような製品にもメリットとデメリットは存在します。オートグリム レザーケアバームの購入を判断するため、ここで公平な視点から良い評判と悪い評判を整理してみましょう。
メリット(良い評判)
最大のメリットは、その高品質な仕上がりです。多くのユーザーが指摘するように、安っぽいテカリや不自然な光沢が出ることなく、革本来のしっとりとした質感を取り戻せます。また、施工後にシートが滑りにくくなる点は、ドライバーの体をしっかりホールドする必要がある自動車用製品として、非常に高く評価されるべきポイントです。
主なメリットは以下の通りです。
デメリット(悪い評判)
一方、デメリットとして最も多く挙げられるのが価格です。一般的なカーケア用品と比較すると、やや高価な部類に入ります。また、クリームの粘性が高めであるため、「ソナックスなどの競合品に比べて少し伸ばしにくい」と感じるユーザーもいるようです。施工に多少の手間と時間を要する点は、手軽さを最優先する方にとってはマイナスポイントになるかもしれません。
主なデメリットは以下の通りです。
保湿から防汚まで期待できる効果

オートグリム レザーケアバームを使用することで、主に4つの効果が期待できます。これらは、愛車のレザーインテリアを長期間にわたって美しく保つために不可欠な要素です。
第一に、最も重要なのが「保湿・柔軟性維持効果」です。革製品は人間の肌と同じように、時間と共に油分が失われ、乾燥して硬くなります。これがひび割れや色あせの主な原因です。この製品は、革本来の油分を補給し、しっとりとした柔軟な状態を維持します。
第二に、「軽い汚れの除去効果」があります。洗浄成分も含まれているため、日常的な使用で付着した軽度の汚れであれば、このバームを塗り込む工程で清拭することが可能です。第三に、「防汚効果」も挙げられます。施工後は皮革の表面に保護膜が形成され、汚れやシミが付きにくくなるのです。
そして最後に、多くのユーザーが評価する「質感の向上と香りの復活効果」があります。施工後はべたつかず、キュッと引き締まったような上質な手触りが得られ、新車時のような新しい革の香りが蘇ります。
本革シートの質感を保つ秘訣

高級車の象徴でもある本革シート。その美しい質感を長く保つ秘訣は、やはり定期的なメンテナンスに尽きます。どれだけ高品質なレザーが使われていても、ノーメンテナンスでは紫外線や乾燥、乗り降りの摩擦によって確実に劣化が進行します。
オートグリム レザーケアバームを使ったメンテナンスは、気候や使用状況によって異なりますが、通常は3ヶ月から6ヶ月に一度の施工が推奨されています。特に、直射日光に当たる機会が多い環境や、空気が乾燥する冬場などは、メンテナンスの間隔を少し短くするとより効果的です。
車を大切にするなら、オイル交換と同じようにレザーシートのケアも定期的なメンテナンスメニューに加えてあげましょう。少しの手間をかけるだけで、5年後、10年後のシートの状態に大きな差が生まれますよ。
また、汚れがひどい場合は、ケアバームをいきなり塗り込むのではなく、まず専用のクリーナーで汚れを完全に除去することが重要です。汚れた状態の上から保湿クリームを塗っても、汚れを閉じ込めてしまうだけで、十分な効果は得られません。
レザーケアセットで相乗効果を狙う
オートグリム製品の効果を最大限に引き出すためには、単体での使用も良いですが、「レザークリーナー」とセットで使うことが強く推奨されています。実際に、この2製品は「レザーケアキット」としてセット販売されることも多く、多くの専門店で基本の組み合わせとして扱われています。
手順としては、まずレザークリーナーを使用して、シートのシワや毛穴の奥に詰まった皮脂汚れ、テカリの原因を根本から洗浄します。その後、完全にクリーンな状態になった革に対して、レザーケアバームを塗り込むことで、保湿・保護成分が深部まで浸透し、本来の効果を100%発揮できるのです。
これから本格的にレザーケアを始めたいと考えている方は、個別に購入するよりも、これらがセットになったキットを選ぶと、より効果的かつ経済的にメンテナンスを開始できるでしょう。
オートグリム レザーケアバームの正しい使い方と注意点

- 基本的な使い方と施工のコツ
- 主な成分と製品の安全性について
- 合皮への使用可否とメンテナンス
- ダッシュボードにも使えるのか検証
- ステアリングへの使用は注意が必要
基本的な使い方と施工のコツ

オートグリム レザーケアバームの使い方は非常にシンプルですが、いくつかのコツを押さえることで、より美しく仕上げることが可能です。以下に基本的な手順とポイントを解説します。
ステップ1:ボトルをよく振る
使用前には必ず容器をよく振ってください。成分が均一に混ざり、製品本来の性能を発揮させるための重要な準備です。フタを開ける際にクリームが飛び散ることがあるため、注意深く開封しましょう。
ステップ2:クロスに付けて塗り込む
柔らかく清潔な布やアプリケータースポンジに、製品を適量取ります。そして、力を入れずに優しくマッサージするように、革の表面に均一に塗り込んでいきます。ゴシゴシと強くこするのは革を傷める原因になるため避けてください。
ステップ3:数分間放置して浸透させる
塗り込んだ後、すぐに拭き取るのではなく、数分間そのまま放置します。これにより、保湿・保護成分が革の内部にじっくりと浸透していきます。
ステップ4:乾いたクロスで拭き上げる
最後に、別のきれいな乾いた布(マイクロファイバークロスが最適)で、余分なクリームを優しく拭き取って仕上げます。説明書によると、施工後48時間で保護効果が完全に発揮されるとされています。
施工時の注意点
- パンチングレザー(穴あき加工の革):穴にクリームが詰まるのを防ぐため、直接製品を付けず、他の部分を施工してクリームが馴染んだクロスで軽く拭くように施工するのがおすすめです。
- バックスキン(スエードやヌバック):これらの起毛革には使用できません。シミや風合いの変化の原因となるため、絶対に使用しないでください。
- パッチテスト:念のため、初めて使用する際はシートの目立たない部分で試してから全体に施工することをお勧めします。
主な成分と製品の安全性について
製品を選ぶ上で、成分や安全性は気になるポイントです。オートグリム レザーケアバームの主な成分は、界面活性剤とオイルであるとされています。これらが革の汚れを落としつつ、必要な油分を補給する役割を果たしています。
安全性に関しては、いくつかの注意点が公式に記載されています。まず、これは化学製品であるため、子供の手の届かない場所に保管することが重要です。また、肌が敏感な方は、念のためゴム手袋を着用して使用することが推奨されています。
海外製品によくあることですが、キャップのビニール包装にミシン目がないことがあります。開封時にハサミが必要になる場合があるので、あらかじめ準備しておくとスムーズに作業を開始できますよ。
使用後は必ず手を洗い、万が一目に入った場合はきれいな水で十分に洗浄してください。もし刺激が残る場合や、誤って飲み込んでしまった場合は、ただちに医師に相談し、適切な処置を受ける必要があります。これらの注意点を守って正しく使用すれば、安全に高い効果を得られる製品です。
合皮への使用可否とメンテナンス

結論から言うと、オートグリム レザーケアバームは合皮(人工皮革)にも問題なく使用できます。これは製品の大きな利点の一つです。
公式サイトや製品説明にも「皮革、又は人工皮革」に使用可能と明記されており、多くのユーザーが合皮シートや内装パーツに使用して、良好な結果を報告しています。近年は、本革と見分けがつかないほど高品質な合皮が多くの車で使用されており、そうした素材のメンテナンスにも最適です。
合皮に使用した場合でも、本革と同様にしっとりとした質感を出し、柔軟性を保ち、ひび割れを防ぐ効果が期待できます。また、表面を保護して汚れを付きにくくする防汚効果も得られます。車のシートは一部が本革で、サイド部分などが合皮というコンビネーションシートも多いため、素材を問わず一つの製品でケアできるのは非常に便利だと言えるでしょう。
ダッシュボードにも使えるのか?

レザーケア製品ですが、このバームはダッシュボードのメンテナンスにも使用することが可能です。
公式情報によると、「内、外装の合皮その他プラスチック面にもお使いいただけます」とされており、その汎用性の高さがうかがえます。特に、ソフトパッドと呼ばれるような、少し柔らかい素材感のプラスチック製ダッシュボードや、合皮で覆われたダッシュボードには非常に有効です。
この製品の大きな特徴の一つに「シリコンフリー」という点が挙げられます。シリコンを含む製品は、時にフロントガラスに油膜を付着させ、視界を妨げる原因となることがありますが、この製品はその心配がありません。ダッシュボードに自然なツヤを与えつつ、ホコリの付着を抑えることができます。
もし、よりマットな仕上がりを好む場合や、強い光沢が出てしまうのが気になる場合は、オートグリムの「ビニール&ラバー・ケア」という内装用保護艶出し剤の使用も検討すると良いでしょう。用途に応じて使い分けることで、理想のインテリアを実現できます。
ステアリングへの使用は注意が必要
本革巻きステアリング(ハンドル)は、常に手が触れるため劣化しやすい部分であり、ケアの必要性が高いパーツです。オートグリム レザーケアバームをステアリングに使用すること自体は可能ですが、施工には細心の注意が必要となります。
最大の懸念点は、滑りやすくなる可能性です。ステアリングが滑ることは、安全運転に直接関わる重大な問題に繋がりかねません。この製品は施工後に滑りにくいと評判ですが、それでも塗りすぎたり、拭き取りが不十分だったりすると、表面に余分な油分が残り、滑りの原因となる恐れがあります。
ステアリングへの使用は自己責任で
ステアリングへの使用は、メーカーが積極的に推奨しているわけではありません。もし使用する場合は、必ず自己責任のもとで行ってください。直接クリームを塗り込むのではなく、シートなどを施工した後の、クリームがわずかに残ったクロスで軽く拭く程度に留めるのが、多くの経験者が推奨する安全な方法です。施工後は、必ず乾いた布で念入りに乾拭きし、滑らないことを十分に確認してから運転してください。
総評:オートグリム レザーケアバームは買いか
本記事の内容をまとめます。
- オートグリム レザーケアバームは英国王室御用達の高品質なレザー保湿クリーム
- 全体的に良い評判が多く自然でべたつかない仕上がりが高く評価されている
- 一部に価格の高さや施工の手間を指摘する口コミも見られる
- 主な効果は革の保湿、柔軟性の維持、ひび割れ防止、そして防汚
- 軽度の汚れであれば清拭しながらケアすることも可能
- 本革だけでなく合皮にも安心して使用できる高い汎用性を持つ
- ステアリングへの使用は可能だが滑る危険性があり細心の注意が必要
- ダッシュボードのプラスチック面や合皮部分の保護艶出しにも対応
- 基本的な使い方はボトルを振ってから塗り込み数分待って拭き取るだけ
- パンチングレザーの穴を詰まらせないよう直接の塗布は避けるのが賢明
- スエードやヌバックなどのバックスキン素材には使用できない
- 「レザークリーナー」とセットで使うことで洗浄と保護の相乗効果が生まれる
- 3ヶ月から6ヶ月ごとの定期的なメンテナンスでの使用が推奨される
- 主な成分は界面活性剤とオイルで肌が敏感な方はゴム手袋の着用が望ましい
- 価格よりも仕上がりの質を重視し愛車のレザーを長く美しく保ちたいユーザーに最適