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車の洗車で下部洗浄は必要?やり方や頻度、料金まで解説

洗車関係
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車の下回りは普段あまり目にしない部分ですが、実は汚れが溜まりやすく、放置すると錆や故障の原因になることもあります。この記事では、車の下部洗浄の必要性や、気になる効果について詳しく解説します。

また、自分でできるかという疑問にお答えし、具体的なやり方や適切な頻度もご紹介。さらに、ガソリンスタンドやエネオスなどで下回り洗車を依頼する場合の洗車機のやり方や料金についても触れていきますので、愛車を長持ちさせるための参考にしてください。

この記事で分かること
  • 車の下部洗浄の重要性と効果
  • 洗車機やガソリンスタンドでの洗浄方法と料金
  • 自分で下部洗浄を行う場合の具体的な手順と注意点
  • 下部洗浄を行うべき最適なタイミングと頻度

車の洗車で下部洗浄が重要な理由

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  • 下部洗浄の効果と放置するリスク
  • 下部洗浄を行うべき最適な頻度
  • ガソリンスタンドでも下部洗浄はできる
  • 下部洗浄ができる洗車機のやり方
  • 下回り洗車はエネオスでも依頼可能

下部洗浄の効果と放置するリスク

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車の下部洗浄は、愛車の寿命を延ばし、安全な走行を維持するために非常に重要なメンテナンスです。

車の下回りには、マフラーやサスペンション、ブレーキ配管といった走行に不可欠な重要部品が集中しています。これらの部品は地面に近いため、走行中に泥水や砂、小石、そして冬場には融雪剤などを直接浴びてしまいます。

これらの汚れを放置すると、金属部品に錆が発生し、腐食が進行する原因となります。錆は部品の強度を低下させ、最悪の場合、マフラーに穴が開いたり、ブレーキ配管が損傷したりする恐れがあり、重大な事故につながりかねません。特に、融雪剤や潮風に含まれる塩分は錆の進行を著しく早めるため、注意が必要です。

下部洗浄による主な効果

定期的な下部洗浄には、以下のような効果が期待できます。

  • 錆や腐食の防止: 汚れや塩分を洗い流し、部品の劣化を防ぎます。
  • 性能維持: サスペンションなどの可動部分をクリーンに保ち、本来の性能を維持します。
  • 故障の早期発見: 洗浄時に下回りをチェックすることで、オイル漏れや部品の損傷を早期に発見できます。
  • 車検時のトラブル回避: 錆による部品の損傷は車検で不合格となるケースがあります。定期的なケアでトラブルを防ぎます。

このように、下部洗浄は単に車をきれいにするだけでなく、車のコンディションを良好に保ち、安全性を確保するための投資と言えるでしょう。

下部洗浄を行うべき最適な頻度

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車の下部洗浄の頻度に明確な決まりはありませんが、走行環境や季節に応じて適切なタイミングで実施することが推奨されます。

基本的には、普段の洗車時にオプションとして追加する程度でも問題ありません。舗装された道路を走行するだけでも、雨天時の泥水や砂埃は少しずつ付着していくため、月に1〜2回程度、通常の洗車と合わせて行うのが理想的です。

ただし、以下のような特定の状況下では、より積極的な洗浄が必要になります。

特に下部洗浄を推奨するタイミング

雪道を走行した後
降雪地域の道路には、凍結防止のために融雪剤(塩化カルシウムなど)が散布されています。この塩分は錆の大きな原因となるため、スキーや旅行で雪道を走った後は、できるだけ早く下部洗浄を行いましょう。

海岸沿いを走行した後
海水浴や釣りなどで海辺を走行した場合、潮風や海水に含まれる塩分が下回りに付着します。いわゆる「塩害」を防ぐため、可能であればその日のうちに洗浄するのが望ましいです。
>>参考:カーコンビニ倶楽部コラム

未舗装の道路を走行した後
キャンプやアウトドアなどで砂利道やぬかるんだ道を走った後は、泥や砂が固着しやすい状態です。放置すると錆の原因になるだけでなく、部品の動きを妨げる可能性もあるため、早めに洗い流しましょう。

愛車の使用状況に合わせて洗浄の頻度を調整することが、車を長持ちさせる秘訣です。

ガソリンスタンドでも下部洗浄はできる

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車の下部洗浄は、ガソリンスタンドやディーラー、洗車専門店などで気軽に依頼できます。プロに任せることで、自分では難しい部分まできれいにしてもらえるのが大きなメリットです。

ディーラーや専門店では、車をリフトアップして高圧洗浄機で丁寧に洗浄してくれます。作業員が下回りの状態を目視で確認しながら作業するため、錆やひび割れといったトラブルの早期発見につながることもあります。さらに、防錆コーティング(アンダーコート)などの本格的なケアを依頼することも可能です。

プロによる洗浄は品質が高い分、料金は数千円からと少し高めになります。愛車の状態をしっかりチェックしてもらいたい時や、本格的な防錆対策をしたい時におすすめです。

もっと手軽に済ませたい場合は、多くのガソリンスタンドに設置されているドライブスルー洗車機の「下部洗浄オプション」を利用するのが便利です。数百円の追加料金で、洗車と同時に下回りを高圧洗浄できます。

ただし、全てのガソリンスタンドや洗車機に下部洗浄機能が付いているわけではないため、事前に確認が必要です。また、スタッフによる手洗い洗車サービスの場合、コース内に下部洗浄が含まれていることもありますが、単品での提供はしていないことが一般的です。

下部洗浄ができる洗車機のやり方

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ドライブスルー洗車機を利用した下部洗浄は、時間や手間をかけずに効率よくケアしたい方に最適な方法です。

やり方は非常に簡単で、洗車コースを選択する際に「下部洗浄」や「下回り洗浄」といったオプションボタンを押すだけです。あとは洗車機が自動で作業してくれます。

洗車機の下部洗浄の仕組み

下部洗浄機能付きの洗車機では、車両が通過する床面に高圧水を噴射するノズルが設置されています。車がその上を通過すると、ノズルから上向きに強力な水が噴射され、車の下回りに付着した泥や砂、塩分などを一気に洗い流します。

洗車機のタイプには、車を停止させた状態で機械が動く「門型」と、車をゆっくり前進させながら洗浄ゲートを通過する「ドライブスルー型」があります。ドライブスルー型の場合、あまり速く通過すると洗浄が不十分になることがあるため、ゆっくりと進むのがポイントです。

料金は、通常の洗車料金に数百円程度のオプション料金がプラスされるのが一般的です。専門店に依頼するよりもはるかに安価で、労力もかからないため、雪道や海岸沿いを走行した後の応急処置としても非常に有効です。

洗車機利用時の注意点

多くの洗車機では、下部洗浄は単独のメニューとして提供されておらず、洗車コースのオプションとして追加する必要があります。下部洗浄だけを行いたい場合でも、何らかの洗車コースとセットで選択するのが基本です。

下回り洗車はエネオスでも依頼可能

ガソリンスタンドの中でも、エネオスでは多様な洗車サービスが提供されており、下回り洗車にも対応しています。

最も手軽なのは、前述の通りセルフのドライブスルー洗車機に備わっている「下部洗浄オプション」を利用する方法です。料金は店舗によって異なりますが、おおよそ数百円程度で追加できます。

また、エネオスの中には「KeePerプロショップ」を併設している店舗も多く、そこではスタッフによる高品質な手洗い洗車サービスを受けられます。

泡ムートン手洗い洗車などのコースには、下回りの洗浄工程が含まれている場合があります。さらに、オプションとしてより専門的な下回り洗浄やコーティングを依頼することも可能です。

エネオスについて詳細を知りたい方はコチラもチェックしてみてください。

洗浄方法ごとの料金・特徴比較(目安)

洗浄方法料金目安特徴
エネオス(洗車機オプション)洗車料金 + 300円~800円手軽で安価。短時間で済む。
エネオス(手洗い洗車)2,200円~(コースによる)高品質で丁寧。他の部分もきれいになる。
ディーラー・専門店3,000円~10,000円最も丁寧で確実。点検や防錆コーティングも可能。
自分で行う(コイン洗車場)300円~500円最も安価だが、手間と知識が必要。

どの方法を選ぶかは、求める品質や予算、かけられる時間によって変わってきます。日常的なケアであれば洗車機オプション、徹底的にきれいにしたい場合や冬場の集中ケアにはプロの手洗い洗車、といったように使い分けるのがおすすめです。

自分で実施する洗車での下部洗浄

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  • 下部洗浄は自分でできるか?
  • 自分で下部洗浄を行う際のやり方
  • ジャッキアップは安全を最優先に
  • 高圧洗浄機を当てる場所の注意点
  • EVやハイブリッド車の下部洗浄

下部洗浄は自分でできるか?

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結論から言うと、車の下部洗浄は自分で行うことも可能です。コストを抑えたい方や、自分の手で愛車を隅々まできれいにしたい方にとっては良い選択肢となります。

最も一般的なのは、高圧洗浄機を使用する方法です。自宅に高圧洗浄機があれば作業できますし、持っていない場合でもコイン洗車場に設置されている高圧洗浄機(スプレーガン)を利用できます。コイン洗車場なら、数百円で数分間使用できるため非常に経済的です。

また、ホースの先端に取り付けて下回り専用に上向きに散水できる特殊なノズルも市販されています。これを使えば、車を大きく動かさずに下回り全体を効率よく洗い流せます。

ただし、自分で行う場合はいくつかの注意点を守らないと、車を傷めたり、思わぬ事故につながったりする危険性があります。手軽さの裏にあるリスクを十分に理解した上で、慎重に作業する必要があります。

自分で下部洗浄を行う際のやり方

自分で下部洗浄を行う際の基本的なやり方は、高圧洗浄機を使って下回り全体に水を当て、泥や汚れを洗い流すというシンプルなものです。

コイン洗車場を利用する場合

  1. コース選択で「水洗い」コースなどを選び、料金を投入します。
  2. スプレーガンを持ち、少し離れた位置から下回り全体に水を噴射します。
  3. タイヤハウス(タイヤの内側の空間)や、マフラー、サスペンション周辺など、汚れが溜まりやすい部分を重点的に洗い流します。
  4. 車体の前から後ろへ、まんべんなく水をかけていきます。

自宅のホースで洗い流すこともできますが、水圧が弱いと固着した泥汚れなどは落ちにくいかもしれません。やはり高圧洗浄機の強い水圧を利用する方が効果的です。

より丁寧に洗浄したい場合は、ジャッキで車体を持ち上げて作業スペースを確保する方法もありますが、これには後述する重大なリスクが伴います。

ジャッキアップは安全を最優先に

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自分で下部洗浄をする際に、ジャッキで車体を持ち上げる(ジャッキアップする)と、下回りの状態がよく見え、作業がしやすくなります。しかし、この作業には車が落下するなどの重大な事故のリスクが伴います。

ジャッキアップ作業の絶対的な注意点

平坦で硬い地面で行う
傾斜地や砂利の上など、不安定な場所でのジャッキアップは絶対に行わないでください。ジャッキが倒れたり、外れたりする原因になります。

ジャッキスタンド(リジッドラック)を必ず使用する
車載ジャッキはタイヤ交換などの緊急用です。車体を持ち上げた状態で下に潜る作業は想定されていません。ジャッキアップ後は、必ず「ジャッキスタンド」と呼ばれる頑丈な支えで車体を固定してください。これを怠ると、ジャッキが故障した際に車体が落下し、命に関わる事故につながります。

正しいジャッキアップポイントにかける
車には、ジャッキをかけるための補強された部分(ジャッキアップポイント)が指定されています。場所を間違えると、車のフレームを損傷させるだけでなく、車体が不安定になり大変危険です。

少しでも不安がある場合や、ジャッキスタンドを持っていない場合は、無理にジャッキアップして作業するのは絶対にやめましょう。安全を確保できないのであれば、手の届く範囲で洗浄するに留めるべきです。

高圧洗浄機を当てる場所の注意点

高圧洗浄機は非常に強力なため、水を当てる場所には注意が必要です。基本的に車は雨天走行を想定して作られているため、水がかかっても大丈夫なようになっていますが、高圧の水流を至近距離から当てると内部に水が浸入し、故障の原因となることがあります。

特に注意すべき部品

車の下回りには、電子制御に使われるセンサーやコネクターなどの電気系統部品が取り付けられています。これらの部品に高圧水を直接、長時間噴射するのは避けるべきです。

  • ABSセンサー: 各タイヤの近くに設置されており、ブレーキ制御に関わる重要なセンサーです。
  • 各種コネクター類: 配線をつなぐ接続部分です。防水処理はされていますが、強い水圧で水が浸入する可能性があります。
  • マフラーの排気口: 直接排気口から内部に大量の水を入れると、エンジン始動時にトラブルを起こす可能性があります。

洗浄する際は、高圧洗浄機のノズルを部品から少し離し、一点に集中させず、広範囲に動かしながら汚れを洗い流すように心がけましょう。

EVやハイブリッド車の下部洗浄

電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV・PHEV)も、ガソリン車と同様に下部洗浄を行うことができ、錆防止のために推奨されます。

これらの車両の下回りには、高電圧バッテリーやモーター、制御ユニットなどが搭載されていますが、これらは十分に防水・防塵設計が施されているため、通常の下部洗浄で水がかかっても問題はありません。

ただし、絶対に守らなければならない注意点があります。

EV・ハイブリッド車洗浄時の絶対的な禁止事項

充電中に洗車や下部洗浄を行うことは絶対にやめてください。

充電ケーブルが接続された状態で水をかけると、漏電やショートを引き起こす可能性があり、感電や車両火災につながる恐れがあります。これは非常に危険な行為です。下部洗浄を含むすべての洗車作業は、必ず充電が完了し、充電ケーブルを車両から取り外した状態で行ってください。

安全上のルールを正しく守れば、EVやハイブリッド車も安心して下回りをきれいに保つことができます。

まとめ:適切な洗車で下部洗浄を習慣に

この記事では、車の下部洗浄の重要性から具体的な方法、注意点までを解説しました。最後に、記事の要点をリストでまとめます。

ポイント総括
  • 車の下部洗浄は錆や腐食を防ぎ愛車の寿命を延ばす
  • 下回りの汚れを放置すると重要部品が劣化し故障の原因になる
  • 特に融雪剤や塩分は錆の進行を早めるため注意が必要
  • 下部洗浄の頻度は月に1〜2回が目安
  • 雪道や海岸沿いを走行した後は早めの洗浄が推奨される
  • ガソリンスタンドの洗車機なら数百円の追加料金で手軽にできる
  • 洗車機のやり方はオプションで「下部洗浄」を選択するだけ
  • エネオスなどでは手洗い洗車コースに下部洗浄が含まれる場合もある
  • ディーラーや専門店では点検を兼ねた高品質な洗浄が受けられる
  • 下部洗浄はコイン洗車場の高圧洗浄機を使えば自分でも可能
  • 自分でやる場合はコストを安く抑えられるメリットがある
  • ジャッキアップする際はジャッキスタンドを必ず使い安全を確保する
  • 高圧洗浄機はABSセンサーなどの電気系統に直接当てない
  • EVやハイブリッド車も下部洗浄は可能
  • ただし充電中の洗浄は漏電の危険があるため絶対に行ってはならない
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